冬宵一刻

茶店の定期券を更新する。

一月通い詰めていた珈琲の美味しい喫茶店。空間が好き。

マスターには定期券利用率がナンバー2だと伝えられた。

常連、っぽい。常連っぽいムーブをしている。嬉しい。

「じょうれん」口に出すとなんだか心躍る響きだ。「じょうれん」

 

文字にしたらそうでもなかった。

 

一月。日付や時間の感覚があまりない。12月にしては今年は暖かい方なのも相まってかな。 ただ、毎日飲んでいた紅茶の茶葉が少なくなったとか、定期券が切れるとかそうしたことでなんとなく時間の流れを感じる。消費だ。

 

 

 またこの記事は下書きで冷凍されていました。

何かをためてしまう度に自分の至らないところだ~と思う。至らないゲージ上昇中。

 

 

ためてしまうと言えば、随分前に登録した懐かしの読書メーカーは、思い出した頃に記入しているけれども、なかなか思い出さない。7月に書いたのが最後みたい。知らない人が書いた言葉みたいで怖かったけど、自分が書いたらしい。不思議だ。

「いつかやりたい事リスト」に読書会が入っていることは忘れないようにしないと。メモ。

 

知り合いから耳に挟んだFilmarksのアプリも入れてみて久しい。

久しいけれども、まだ何も投稿してない。

 

お喋りなので、頭を空っぽにしていると無限にお口が動いてしまう。ペラペラペラオ

お口っていうよりも指か。

でも、いざ「投稿しよう!」と思うと身構えてしまうのかもしれない。かもしれない。

 

 

部屋を掃除していたら、2年くらい前にメモしていた映画の感想が出てきた。

字が下手なのでメモが出る度に、少し複雑な気持ちになる。

頭からっぽメモだった。「ローマの休日」、ひたすらオードリーと洋服、イタリア語についてメモした後に、≪アメリカ人新聞記者と上司のやり取り”たまには早起きして朝刊でも読んできてほしいね””ベッドのスプリング検査官にでもなったら?”≫と書いてた。

≪”ベッドのスプリング検査官にでもなったら?”≫洋画のこういう言い回し好き。

ベッドのスプリング検査官?とってもなりたい。 

 

ローマ!行きたいね。誰か行こう!エジプトも行きたい。随分前だけど、「ナイル殺人事件」見た後で、両親のアルバムからSofitel Legend Old Cataract Aswan出てきて羨ましくなっちゃった。

両親のアルバム話シリーズ。焦ることは全くないけれども、憧れをもったら、できるうちに、すぐに行動したいね。コロナ禍~。

鶴岡八幡宮公暁みたいに将軍暗殺ごっこをしたかったんだけど、隠れ銀杏は倒れてしまった。推しは推せる時に推した方がいいし、暗殺はできる時にした方がいい。銀杏が倒れたら(たぶん)実朝は倒せない。無念なり。

 

 

後は、父さんと死ぬまでにマチュピチュに行きたい。

ナポリも見てないから死ねないや!

 

旅行行きたいなあと外を見ていたら、今日は空の色が案外青かった。驚いてしまった。青空。青空は案外年中無休。

 

 

今日ではない日のこと。

法事があった。法事。その日のことを、昨日のように覚えているのに。

朝、起きて何の講義を受けていて、いつ連絡を受け取って、どの時間の電車に乗ったのかたさえ覚えているのに。

覚えている?

10年も20年も経っているような気持ちになるし、自分が経験したことではないことのような、物語で読んだような気持ちにもなる。

不思議だね。世の中、不思議でいっぱいだな~。

単純なことを複雑にして「不思議」にしているだけかもしれないけど。

不思議。不思議。不可思議。 

 

 

しばらく人と暮らしてみた。

人と暮らすの、良い。

人と料理をつくるの、よい。あたたかい。

カレーをつくった。

洗い物をした鍋を渡すと、他の人が火にかける。流れるような作業。脱:孤独。

じんわり広がる温もり。ゆっくり燃え広がる炎。

炎。炎。炎?

ボヤ騒ぎの一歩手前だろうか。炎が紙の上を広がるのを二人でぼんやり眺めていた。

洗い物をした後、私がキッチンペパーごと渡した鍋は、そのまま炎にかけられていた。

キッチンペーパーはよく燃える。直接火にかけると尚のこと!

 あたたかい

 

 

この後、「昨日は」とだけ、下書きに書いてあるんだけど、「昨日」がいつのことなのかすら分からない。なにがあったんだっけ。昨日のように覚えているなんて嘘だ。昨日のことも思い出せない。

 

 

いつまでも、「朝目を覚ますときの気持ちは面白い。」って思っていたい。お気持ち表明。

まずは、朝、目を覚ますことから始めないといけない。

きっと冬も、冬の夜さえあっという間だって。

 

おやすみなさい。よい夢を。

 


LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-