優柔果敢
今日は朝早くに目が覚めた。
朝起きたら1階に行き、ソファで二度寝する。すっきりとした目覚めでも、そうでなくとも。二回寝られる。
ソファには、枕の羊が2人、アイマスクの羊1人、毛布、敷毛布と”快適なごろごろ”を追及している成果があらわれている。立派な巣になっている。
飼育員さんのような母の様子を伺い、朝ごはんを食べる。
ソファから椅子までの移動は意志との闘いだ。
大抵負けそうになる。
ソファから転がるように落ちると、巣から離れられるということを最近学んだ。
右足を出す。次は、左か。
床を踏み、スマートな二足歩行を披露する‥‥はずだった。
フラッ。視界がゆがむ。
気が付いたら顎とお尻をぶつけていた。
いわゆるめまいだ。
すごい音がしたらしく、2階から母親が「強盗ですか!?」と慌てて尋ねてきた。
そんな母が目にしたのは床に、おかしなポーズで倒れ込んでいる娘。
安心してください。強盗ではないです。そして、強盗かもしれないなら尋ねないでください。
顎とお尻を押さえながら、今日は珍しく外に出た。
まだ二足歩行は難しいのかもしれない。
買い物。
買い物も苦手なことの一つかもしれない。
いわゆる「優柔不断」でなかなか買い物ができない。どれも素敵に思えてしまう。
しかも困ったことに、欲しいものや大切なものであればあるほど、あれこれ下調べして悩んで…を繰り返してしまう。
それほど欲しくないものであれば、適当に買ってしまう。おそろしいことだ。
書店にて。
お友達から、伊吹亜門の本を勧められている。しかし、現在、ウイルスの影響でアルバイトもしていない収入はない。まだ文庫本ではない本‥‥。ステイか?
ここでとある親戚との会話が脳裏をよぎる。
「いや~私、衝動買いでメダルとれそう」彼女の家には、カタログだけ見て買ったピアノ、歩いていて欲しくなったマッサージチェアと電気椅子?(電位治療器というらしい)(ピカチュウの気分が味わえる)などが並ぶ。
決して、世界を何十周もできるほど裕福な家庭ではないのに。(笑いながら、買った後はさすがに財布のひもを引き締めた話をしてくれた)
結局、ピアノもマッサージチェアも活用されており、彼女が無駄なものを買っている印象はないが、なぜか衝動は強いらしい。
我が家の「意見は出しても、決定は個人の自由意志に委ねる」というなんとなくルールも衝動に味方しているかもしれない。
さすがに、家の目の前に家を買ったときは驚いた。
一軒目の家を買ってしばらくした後は、リフォームなどで、「私の考えた最強の家」を実現させていた。
ある時、また衝動の神がやってきたのか、素敵な家を見つけたらしい。
町内の人も素敵な人だからなとか考えた結果、目の前にもう一軒建てた(買った)。
??
彼女曰く、一軒目にも特に不満はないらしい。ただ、素敵だったから…と。残念ながら私は、詳しくは知らない。
数年は、二つの家を行き来したり、公文式などに一部貸し出したりしていたらしい。
しかし、ここで彼女は気づいた。
「家、二軒もいらない?しかも目の前に。」
そこからも速かった。一軒目の家を手放す。
家を買ってくれた人が住宅関係の人だったらしく、さらに素敵に一軒目が改造されていた時には、目を輝かせていた。
今となっては、その家がそのままあれば別荘気分が味わえて、プチ合宿とかできたのにな~とも思うけど、やっぱり管理が大変だろうな。くぅ。
たまには、衝動を感じるか。
本。買いました。読みます。
伊吹亜門と冲方丁と舞城王太郎と森博嗣と早見和真の本が新しく本棚に入りました。
Alice Francis - St. James Ballroom (Official Video)